**クサンバ1**で紹介したクサンバのお塩。
お塩が出来るまでを見学させてもらいました。
クサンバ村まではサヌール方面から車で1時間ちょっと。バイパスが開通して近くなりました。椰子木林の奥にはこのような真い海と青い空、そして黒い砂浜です。
午前中の作業は塩汲み。
手作業で塩浜に海水を撒きます。おじさんは体をリズム良く動かし、均等に海水を巻いていました。これにはかなりの体力が必要なはず!
午後になると太陽と潮風で水分が蒸発して、砂に塩分が付きます。表面が薄いおせんべいのようになります。
その塩分が付いた砂をかん水小屋の容器(写真奥)に入れます。その容器に海水を入れてろ過された濃い塩水がトイを通じて手前のかん水カメに流れます。そのかん水カメの濃い塩水を再び容器(写真奥)に入れてろ過して更に濃い濃度の塩水作ります。この作業を4回繰り返します。
かん水は舟形槽に入れて天日干しにします。
この槽は、椰子の木の幹です。縦に切って中をくり抜いて作るそうです。
ちなみに上の写真で登場したかん水を入れるカメは椰子の木の根っこの部分です。この槽もカメも成長した椰子の木で作られているため、今では手に入ない大変貴重な物でもう何十年も前から使っているそうです。
半日間天日に干して水分を蒸発させると塩の結晶が見えてきます。
その塩の結晶を採集します。(写真下)
この塩の結晶から落ちる水分がにがりなんですよ。
食用は、加工工場にてさらににがりを落とし、天日干しをしてゴミを念入りに除去します。
自然の恵みと人の手作業で作られたクサンバの貴重なお塩。美味しいはずですね。
ご協力
CV.Tasik Rahayu